21歳大学生、自転車で閖上へ

回の記事では、我が非公式自転車部の初回活動に向けて私がウキウキで装備を充実させたにもかかわらずメンバーの就活により活動延期になるという悲劇について話しました。

 

tazlog.hatenablog.com

 

しかし!ついに先日、初めての活動をすることができました。
まぁ全員ではできませんでしたが.....

そしてそんな初めての活動での目的地はタイトルにあるように
名取市閖上です。

f:id:Tazlog:20200619195342p:plain

 震災で大きな被害を受けた地域です。
このあたりは川沿いにサイクリングロードがあり、名取市サイクルスポーツセンターもあるという自転車ライクな地域でしたが、津波の被害に遭い、サイクリングロードもサイクルスポーツセンターも流されてしまいました。
しかし昨年サイクリングロード「仙台亘理自転車道」が復活、そして現在工事中の今秋サイクルスポーツセンターも営業再開するそうです。
そんな閖上を我が部の定番サイクリングコースにするべく今回は往復約50キロの閖上観光ライドに挑みました。

という事でいざ閖上へ!

と思った矢先、仙台駅周辺でまさかのパンク。
携帯ポンプで空気をちょこちょこ充填しながらだましだまし薬師堂駅の近くにあるサイクルベースあさひに逃げ込み即タイヤ交換(30分かかりました)。
衝撃のタイムロスを取り返すべく亘理自転車道にむけ仙台市をひたすら東へ.....そして

f:id:Tazlog:20200619195051j:plain

さぁ来ました亘理自転車道
ここからひたすら閖上へ向け南下していきます。

 

f:id:Tazlog:20200619195115j:plain

外壁が一部剥がれていて中には入れないようになっています。

f:id:Tazlog:20200619195200j:plain

木が枯れ、根本から折れているものも多いです。

自転車道を走っていると、9年経ってもやはりまだまだ震災の傷跡は色濃く残っている事を痛感させられました。

しかし道の途中では鳥や動物の鳴き声が聞こえるなど自然を感じることもでき走っていて楽しい道でした。
そんな自転車道を走り終えると目の前に閖上大橋が.....ここで問題。

交通量が多すぎて渡れない!!

道幅が狭い橋を大型トラックがビュンビュン走っていて車道は走れない、そして歩道は片側にしかなく一度道路を横断しなければ橋を渡れません。
2分ほど待ち何とか横断、そして。。。。。

到着!!しかし....

本来ならば閖上朝市メイプル館を目指していたのですが、パンクによるタイムロスにより到着時には閉店直前でした.....
しょんぼりしながらその辺を走っていると慰霊碑を発見

f:id:Tazlog:20200619195019j:plain

震災慰霊碑がありました。被災者の方々のご冥福をお祈りします。

そしてさらに走っているとかわまちてらす閖上を発見!閖上といえば朝市だと思っていたのでこんなエリアがあるとは思っていませんでした。

f:id:Tazlog:20200619194829j:plain

かわまちてらす閖上。食事も買い物もできるステキエリアです。

f:id:Tazlog:20200619194849j:plain

向かいには楽天イーグルスが主体となっている団体が寄付金で設置したアスレチックが

f:id:Tazlog:20200619195002j:plain

f:id:Tazlog:20200619194809j:plain

サイクルラックもばっちり。さすがですね。奥のビンテージっぽいバイクは部員3号のものです。親戚からもらったらしく数十年モノのガチビンテージバイクです。

f:id:Tazlog:20200619194939j:plain

梵天揚げを購入、揚げたてだったのかあったかくてすごく美味しかったです。

補給食に梵天揚げを食べました。なんかロングライドイベントみたいで良いですね!!
海鮮丼が食べれるお店もあったのですが、部員2号が今日来れなかったので「3人で来たときにしよう」と今回はパスしました。
ほどなくすると17時になり仙台に戻ることに

お店の人たちはとっても元気で気さくに声を掛けてくれる素敵な空間でした。

来た道を引き返し帰路につくと道中で小学生と思しき3人組に遭遇。
3人はロードバイククロスバイクに乗っていて、サイクルジャージ着用.....
負けた....サイクリストレベルで完全に負けた....
こっちは私服だってのに....
にしてもすごい。自転車用道路の整備がしっかりしている地域ではこういう子供が育つのか.....羨ましい。
そして長町で夕飯を食べ帰宅

そうして第1回閖上ライドはサイクリング上級者キッズに出会いとてつもない敗北感を感じたまま終了しました。

私(部員1号)は30キロ、部員2号は20キロが過去最高記録で、それを大きく上回る50キロという走行距離は我々のお尻を確実に破壊しており我々はパッド入りのサイクルパンツの購入を決めましたとさ。